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2015年06月06日

ダイビング後の高所移動

東京・神奈川のダイバーが大瀬崎などの西伊豆ダイビングをする場合、気を付けなければいけないのが、帰り道の高所移動です。(伊豆半島以西のダイバーが、東伊豆で潜って帰る場合も同じです。)

高所とは、海抜300m以上、もしくはそれに相当する低気圧環境をさします。

西伊豆から東京方面に戻る場合、伊豆半島をぐるっと回って帰る以外、どの道を通っても高所移動になります。

そうなると、窒素を蓄積しないようなダイビングにするしかありません。

特に注意が必要なのは、写真派ダイバーです。マクロの写真を撮っている人は、自分のダイブプランを思い出してください。

被写体が水深15~19m程度にいるような場合、その水深に長時間留まり、撮影後もすぐに安全停止ラインまで浮上していませんか?

この水深だと、比較的長い無減圧潜水時間が表示されることと、エアーももつことから、長時間の「箱形潜水」が可能なため、このようなダイビングをしている人も少なからずいます。

このようなダイビングをした場合、「遅い組織」に満遍なく窒素をため込むことになり、減圧症になる危険性が高くなります。充分にダイブプランを検討し、ダイブコンピュータの無減圧潜水の限界ギリギリまで潜らないようにし、ダイビング後の休息時間を長めに確保し高所移動する必要があります。

ちなみに、山越えの高さはこんな感じです。

東名高速は低い方ですが、それでも減圧症になっている人もいます。

●箱根ターンパイク・・・海抜1025m
●仁科峠(県道59号線 伊東西伊豆線)・・・海抜947m
●箱根峠(国道1号線)・・・海抜874m
●乙女峠(小田原ー乙女峠ー御殿場IC)・・・海抜829m
●戸田峠(県道18号線)・・・海抜752m
●熱海峠周辺(伊豆スカイライン)・・・海抜747m
●天城台料金所(伊豆スカイライン)・・・海抜650m
●船原峠・土肥峠(西伊豆バイパス)・・・海抜494m
●東名高速道路御殿場IC・・・海抜454m
●熱函道路・・・海抜423m
●冷川峠・・・海抜360m



 
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