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2008年11月09日

タコスミパスタ?

 イカもタコも逃げるときに墨を吐くのは共通。もともと先祖も共通だから、見た目はちょっと違うけど 似たところはある。イカの墨はよく料理に登場する。タコもそれ自体は料理に登場するのに、タコスミのパスタはみたことがない。その理由は墨の性質が違うからである。
 もともとタコもイカも捕食者が近づいたら逃げる、という基本的な身の守り方をする。自分が逃げる時の時間稼ぎとして墨を吐くのも共通。
 イカの墨はパスタにからまるほど粘着質である。この墨を吐くと自分の影のように残る。捕食者が目の前の墨をイカと間違えて攻撃している間に逃げるのだ。もちろん、捕食者もばかではないからすぐに気付くのだが、一瞬気をとられている間に逃げられればいいのである。
 それに較べてタコの墨は粘着性がなく、さらさらとしている。タコはイカほど瞬発力がないので そんな一瞬では逃げられずに捕まってしまう。そこで分身の術ではなくて暗幕の術を使う。さらさらとしたタコの墨はまわりを一面真っ黒にする。ちょうど時代劇で忍者が火薬を使って煙にまぎれて逃げるように、タコは暗幕を張って捕食者にみつからないようにして逃げるのだ。
 体色をくるくる変えて周りの色に溶け込みつつすばやく泳ぐイカと、穴の中に隠れていたり岩に擬態したりして地に足ついた?生活をしているタコ。進化の過程で違った形になったけれど、自分にあった墨を吐いて身を守っているところは同じなのだ。


タグ :ダイビング


Posted by つっち~ at 17:04│Comments(0)ダイビング
 
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