ダイブプランを考える
現地に行く前に、ある程度のダイブプランはイメージしておきましょう。
HPなどで水中の地図を探して、地形や水深、わかる範囲で潮流の方向や強さ、生物のいる場所なども考慮してコース取りや潜水時間など計画をたてましょう。
ダイブプランをたてる際の基本的な考え方は、以前書いたとおりです。
複数のポイントがある場合には、選択肢が増える分、悩みも増えます。
例えば、西伊豆の大瀬崎で、その日が大潮で、干潮が11:00、昼から西風が強いという条件で考えてみます。
考えるポイントは、こんな感じです。
「外海」は西向きなので、西風が強いと波が高くなります。そうなると、西風が強くなる前の午前中が良いのですが、大潮で干潮が11:00だと午前中は潮流が早い可能性が高いのが難点です。
潮が早い時間を避けるとすると、潮止まりをねらって潜ることになりますが、1本目の時間としては多少遅くなりますので、その後の日程が大きく影響を受けます。
また、外海で潜る場合でも、どこからエントリーするかも考える必要があります。エントリー後に水中の流れにのって潜り、その先にあるスロープからエキジットして、歩いてエントリーしたところまで戻る方法もありますし、セオリー通り潜降後に流れに逆らって潜り、エントリーしたところからエキジットする方法もあります。
一番先端に近い「柵下」からエントリーすると、沖出しの流れが強いこともありますので、大潮で潮が引いている時間帯は避けた方が良いかもしれません。
1本目を潮止まりあたりで潜るとすると、水面休息時間を2時間程度とると、2本目は14時頃になります。
2本目の終了が15時頃だとすると、帰り道の山越え(高所移動)まで時間をとる必要があるので、早めの夕飯を沼津あたりで食べてから東名高速に乗った方が良いかもしれません。
逆に、早く帰らなければならないのであれば、そこから逆算していくと1本目のエントリー時間が決まってきます。
1本目を9~10時頃に潜るなら、潮が速いのを覚悟して外海や先端で潜るのか、無難に湾内で潜るのかという選択になります。
関連記事